Jindo Basketball 13 -草バスケ-

私の家はアリーナである。

アリーナに住んでいるとも言える。

毎日毎日朝は誰かのドリブルの音で起こしてもらえるので大変便利な住まいである。



この体育館では毎日たくさんのイベントがタイムスケジュールによって目まぐるしく行われている。


・アカデミー(Splash Brothersという アカデミーのホームコート)


・各種大会(先日は私の代表チームの国際大会があり、今週からM Leagueが始まる)


・新規または常連の同好会やチームによる草バスケ


の3つが主にここのバスケットボールアクティビティのように思う。


ありがたいことにどの草チームも「あつき、やるやろ?」といつも私を誘ってくれる。

(大体は数が10人に満たないめの数合わせの時もあるが・・・)


私がやりたいと言えば必ず混ぜてもらえるのでバスケ仲間には本当に感謝である。


とはいえ、普段からバスケットボールをしていない(する暇がない)訛り切った身体であるのと、そもそも昭和生まれの私にとっては本当に老体に鞭を打っているような状態なので大変過酷である。クーラーがない体育館は容易に熱中症やケガのリスクが上がるので注意が必要である。もう若くないということを意識して慎重にプレイしなければならない。


インドネシアに来て、インドネシアを象徴する文化といえば

「食べて、食べて、食べる」という食文化に他ならない。


おかげで私はすでに7-8kgは太ってしまった。

運動不足と食べ過ぎのこの8ヶ月間だったと思われる。


本当は毎日ジムに通い、

というかそもそも自宅がジムみたいなものなので、

毎日トレーニングに勤しみたいところではあるが、

やはり本業は自分の身体を鍛えることではないのでどうしても優先順位として上位に上がらず、サボっているのが私の常である。


全盛期には戻りたくても戻れないので、

高校生と1on1してもなかなか勝つのは難しい。


ということでダイエットがてら草バスケにいつも混ぜてもらっている。

できることをできるだけ。


なので基本的には


「そのワンポゼッションの10秒間」


「その一つの局面の5秒だけ」


というように自分が試したい、

あるいは出番が来た時だけギアチェンジしてプレイするようにしている。


要は「やりたいと思っていることを実行する」という作業である。



例えば


ファーストブレイクのディフェンスで、

「トランジションの1o1をまずしっかり止めよう」とか、


やる気満々のオフェンスには5秒間だけフルプレッシャーを与えてパスを強制しようとか、


ヘルプサイドのディフェンスになったらブラインドからポストプレイヤーにトラップにいこうとか、


自分の「ここだけはやりたい」という状況をあらかじめ決めておき、

そこだけゲームを分解して、そのシーンだけ切り取ってフォーカスして取り組むというものである。


特にオフェンスではしたいことは明確で、


ひとつでも多くアシストを量産するというものである。


アシストには私にとって主に2つある、


・オンボールアシスト(On ball AST)

・オフボールアシスト(Off ball AST)

である。


オンボールアシストは主にアシストパスやボールマンに絡むアシストである。



オンボールアシストよりも私はオフボールアシストが好きなので、

つまりそれは「オフボールスクリーンでワイドオープンを演出する」というものである。


マンツーマンな限りスクリーンによってスイッチミス(コミュニケーションエラー)やマッチアップを遅らせることができる。


それで自分のスクリーンをもらった仲間が容易にスコアできればそれは立派なオフボールアシストである。



私の行うオフボールスクリーンには主に3つあり


・シングルスクリーン


・スタッガードスクリーン(時間差で連続的に2枚かける)


・STS(Screen The Screener)


である。

他にもエレベーターやホーンズやDHOなどのスクリーンもあるが、


私はスタッガードとSTSを個人の自由意思(セットオフェンスではなくてモーションオフェンスとして)としてかけることを目標としている。


基本的にスタッガードやSTSはシステムやフォーメーションプレイの中で起きるので、

とても仕組まれた意図的なものである。


草バスケは基本的にセットオフェンスを使用しないので、

いわばモーションやカオスオフェンスになるので、スタッガードやSTSとは大変相性が悪い。


それでも私がその2枚目のスクリーナーとなることで、

スタッガードやSTSがバチっとハマると大変私の心は充足される。



一人だけ違うことを目的としてバスケをしているので、

他のチームメイトと動きか噛み合わないことは多々あるが、


IQの高い選手だとやはり私のスクリーンをしっかりと使ってくれるのでとてもバスケットが協働しやすいのである。


動きが噛み合うということは同じIQレベルでバスケットボールができているということである。


噛み合わないとやはり私はバスケットボールをしていて楽しくない。


5on5と1on1は別物である。


3on3と5on5は別物である。


私は1on1も3on3も5on5も好きであるが、


5on5がいちばんIQが求められる競技だと信じている。


5人が全て連動した時のアクションは芸術的に感じるぐらい美しい。


私は美しいバスケットボールが好きなのである。


フィジカルポテンシャルのない妬みかもしれない。


それでも私は私は知恵を振り絞って、

戦術で挑むバスケットボールが好きなのである。


少しでもインドネシアに私の芸術を残していけたらと思う。


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