Indo Monolog 28 -もう誕生日はおわったのだけれども-

誕生日を過ぎて数日になるのに今日もスマホがずっと鳴っている。

返事を返しているとあっという間に1日が終わった。


友達が3/31付で仕事を退職するからお祝いにご飯に行ったらなぜか私のとうにすぎた誕生日をサプライズで祝ってくる。


4月になったのにまだハッピーバースデーといろんな人が私にメッセージをくれる。

(本当に誕生日をオープンにしていなくてよかったと心から思った)


それほどまでにインドネシアの誕生日を祝う執念は恐ろしいものがある。

日本人にこんなに誕生日を祝われることはまずなかったのに。


これで分かったことがある。

インドネシアにとって誕生日を祝うことは大切な文化だということ。


日本人の3月末生まれは家族祝いに祝われることはまー縁がない。

年度末に学校は基本的にないし、日本人はこの時期は忙しい。


しかしインドネシアは別に3月末は忙しい時期でもなければむしろまだレバラン(断食祭り)明けでまだまだ休みぐらいな時期だろうか。


祝ってくれることはありがたいが、本当に誕生日をオープンにしてたら、

スマホが鳴り止まなかったかもしれない。

(子どもたちに教えてたら本当にIGにアホみたいに写真を晒されていたことだろう。。。)


本気で祝ってくるから本当に危ない。

(彼らが本気で盛大にやると洒落にならないぐらい大掛かりになるかもしれないから)


誕生日を祝うことは国の文化なのか宗教の文化なのか。。。。


メッセージをくれる人も、


ムスリムにのっとった文面だったり、


クリスチャンらしいメッセージだったり、


はたまたそんなもの関係なくただただメッセージをくれたり、

インドネシアは本当に雑というか、

マルチカルチュラリズムというか、

自由というか、

Lucu Sekaliとしか言いようがない。



日本はこんなに誕生日にここまでやるものだろうか?

(私がただセレブレーションカルチャーに縁がなかっただけか?)


いつもバスケットボールのクリニックをするときは

ウォーミングアップのアイスブレイクはいつも誕生日モノをやっていて、

いつもこれはコンプラ的に大丈夫か?とビクビクしながらやっていたがむしろインドネシア文化的にはがっつりハマっていたと言えるかもしれない。

(たまに子どもが自分の誕生日を知らないというやつがいて、親に聞きに行っていたのは面白かった。途上国らしい)



インドネシアに来てから初めてインスタグラムを始めたので、

本当にソーシャルインフラがインスタなのにはただただ驚かされた。

このこの社会はインスタで回っている。


せっかくこのクレイジーなセレブレーションをなんとか活動に活かせないか。

来年の私の誕生日はむしろクローズドにしないで、もはやバスケットボールの大会でもすれば人が集まるような気がしてきた。



私は自分の誕生日のセレブレーションには全く興味はないが、

バスケットボールのためのチームビルディングには誕生日はとても良いモノだと思っている。


昔セルビア人のバスケコーチ仲間に言われた。


「選手の誕生日も覚えてないコーチがどうやってチームを作れるんだ?」と。


誕生日を覚えていることと祝うことは同義ではないが、

その通りだと確かにその時に反論できなかったのを今でも覚えている。


「チームが家族になる作業」のひとつがきっと誕生日を皆で祝うということなんだろう。



途上国の人は本当にイベントが好きである。


日本人なら、少なくとも私なら、

「私の誕生日祝う暇あったらもっとバスケの練習してくれ」と思ってしまう。


彼らにとってはイベントをしたいだけなので口実なんかなんでもいいのである。

その際たる口実がきっと誰かの誕生日なんだと思う。


イギリスの修士でイベントマネジメントを学んだときにイベントの勉強をたくさんした。


「イベントとは何なのか?」


誕生日パーティーもオリンピックも規模が違えどそれはイベントなのである。



私にとって自分の誕生日は特別ではない。


でも、私の母親にとってはそれは特別な日なのである。


私にとっては私の誕生日は取るに足らないモノであっても、

インドネシアの人にとって私の誕生日は何日過ぎても祝う大切な日みたいである。


私は正直人の誕生日をほとんど覚えていないし、祝う気概もあまりない。



絶対に忙しくても忘れない誕生日といえば

12月21日(バスケットボールが生まれた日)以外はないだろう。




ひとまず自分の価値観をアップデートする必要がある。


自分の誕生日はもしかしたら自分が思っている以上に誰かにとっては大切なもので、

誰かの誕生日はもしかしたら自分が思っている以上に大切にしなければならないものかもしれない。


とりあえず次のクリニックからは子どもたちに「親に感謝する日」と今一度叩き込もうと思う。


今まで誕生日についてこんな無駄に考えたことがなかったので大変面白い誕生日文化であった。


あなたの国や街はどんな誕生日の文化がありますか?





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