Indo Monolog 22 -途上国の醍醐味-

今日友達とご飯にいった。


まだ任地に来て知り合った友達だがお互い時間が合えばご飯にいくことにしている。

お互い忙しくてそんなしょっちゅう合えないが、できる限り時間をお互い見つけていくようにしている。


なぜか。


先進国と途上国で本気のケンカをするためである。


本当は日本語で勝負したいところだが、

いかんせんあっちは日本語を使えないので日本語以外で勝負するしかしかたない。


英語とインドネシア語でやるしかないが、

見事に惨敗。


しかしそれは言語の問題ではない。


人生のキャリアとスペックの問題だろう。


以下 要約


あつきは本当に頑固だよね。

いつになったら途上国を理解できる日が来るのか。


あつきは本当に火に油を注ぐのが好きだよね。

火に油注いでどうするの?


100歩譲っても火がそこにあっても、さらに自分の火で燃やしてるよね。


あつきには水のような存在になって欲しいのに、まだそれを理解していないよね。


あなたはじゃんけんするのに相手がグーを出してるのに、なんでグーを出して勝とうとしているの?


自分の人生を無駄にしてはいけないよ。パーを出せる人間になってください。


あなたは神様じゃない。太陽になれなくても水にはなれるよ。


ココマデ





途上国に来て先進国の人間に説教してくれる人はなかなかいない。


「ネイティブとケンカできるようになって1人前」昔モンゴルの先輩が教えてくれた言葉。


ケンカと言っても感情の殴り合いはしない。


国際協力のあるべきカタチ一緒に探る議論である。


途上国の醍醐味だろう。


先進国の傲慢さを咎めてくれる人がいる。


途上国の攻略の仕方を教えてくれる。


先進国、途上国関係なしに自分を成長させてくれる。



訓練所ですら日本人とこんな話はできなかった。


それでも私の友達はこんな私とも議論してくれる。


正論で清々しいぐらいズタボロにしてくれて、

言語の問題は関係なしで反論できなかった。



まだ出会って数ヶ月の仲なのに、

私の悪い癖をすでに全部わかっていた。



2年間でできることは限られている。


早々に色々諦めた人もいるかもしれない。


諦めの悪いのが私の大変悪い癖で、

いつも油を注いでしまう。



私は太陽になれない。

いつも北風を吹き付けるしかできない。


どうしたものか。




でも、この友達と2年間ご飯に行き続けられたら、

少しは水に近づくことはできるのだろうか。




先進国のロジックを押し付ける時は大抵途上国への理解が不足している時である。

黒船が成立するのは武力かお金の力で征服できる時である。



ここに征服しに来たわけではない。


協力しに来たのである。


「本気でその国救えると思ってんの?」


いつも好きな映画の言葉が脳裏を襲う。




自分の2年間を「誰に」使うか。




自分が何かを変えられると過信してはいけない。


自分には何も変えられないと諦めてもいけない。



希望と絶望の狭間で自分がどこに辿り着きたいのか。


誰と一緒に過ごしたいのか。


誰のために自分の2年を捧げたいと思うのか。




感情や言い訳ではなく、ただただ私のことを想って説教してくれる人はなかなか途上国にはいない。



幸いなことに本当にたくさんの人に恵まれた。

私をたくさん受け入れてくれる仲間がいる。

あなたにだけ届けばよい。




誰に何をこの2年で届けたいのか。


改めて考える契機をくれた友達に感謝したい。





途上国は自分の悪いところを教えてくれる。


プライドを捨てられることができたら、

2年のうちに何年も成長できることができる。



プライドを捨てても信念だけは捨ててはいけない。

自分の存在意義を見失ってはいけない。



相手がグーを出してきたら、グー以外の手を出せる人間になりたい。



友達に説教されたおかげで少しだけ目が覚めました。


残り1年と7ヶ月。


少しずつ少しずつ修正していきたいと思います。



0コメント