Indo Monolog 20 -コーヒーのうた-

それでも今も願ってる

あなたがまたバスケを愛せますようにと

このうたがやくされたときは僕はもうここにいないけど

それでも目に映るあなたのためにうたいたい

僕はここにいたんだよって

この街にきたあの日

世界は変えられるって信じてた

そんなの幻想だってこともとっくにわかってた

スマトラの豆をひいた

あなたの親と一緒に飲むこの少し苦めのコーヒーが

僕の毎日をあなたのドリブルと一緒に奏でてくれたんだ

あなたの世界に僕のコーヒー色が塗れたらね

あなたの未来が僕を覚えてくれてたらね

あなたはいつかの泣いていた僕に手を差し伸べるから

あなたは昔の僕ごと愛してくれますか?

僕は世界の愛し方を忘れてしまったけど

あなたはそれでもまだ世界を愛せるかな?

あなたが愛する世界に僕はまだいるのかな?

あなたが大人になったら答え合わせをまたしようよ

「あなたのバスケに僕はいますか?」

無理して「はい」なんて答えなくていいからさ

あなたのバスケを見せてみてよ

見ればすぐにわかるから

そこに僕がいるかどうかなんてかんたんにさ

コートで倒れているあなたは

あなたごと僕のバスケを殺すところだった

バスケなんて上手くならなくていいからさ

バスケなんかに人生捧げなくていいからさ

ひとつだけ僕と約束してくれるかな?

「少しでも僕よりバスケを嫌いになってよ?」

僕のバスケより大切なものを、あなたの人生で探し出して欲しいんだ

世界からあなたからバスケを奪った時に

世界から自分を守れるようなディフェンスを

自分で未来を想像できるようなIQを

あなたの目に映る誰かを大切にできる想いやりを

僕にはあなたは救えない

バスケもあなたを救えはしない

それでも願わずにはいられないんだよ

あなたが世界を愛せますようにと

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