Jindo Basketball 4 - Basketball Dance-

長いこと温めていたアイデアだったのだけど、ようやく言語化するタイミングができたので今日はディフェンスについて話したい。


インドネシア人は怠惰だとよく言われる。よく言われるというかインドネシア自身たちがそう言っている。私が「日本人は空気を読みすぎて、何もできない国民性だ」というようなものだろうか。


インドネシア人は日本人のように歩かない。

(ジャカルタはたくさん歩いてたような気がするが、ここでは主にメダンの話をする)


理由はいくつかある。


1. 暑すぎる。すぐに熱中症になる。


2. 歩く歩道がない。危ない。側道を歩くといつ落ちてもおかしくない

(穴がたくさん開いている)


3. GrabやGojek (タクシー、バイクタクシー)が安いので皆文明の利器で移動する

おそらく人件費が安いからだろう。


モンゴルでもそうだったが、シュートを撃ったボールがどこかへ飛ぶと、

日本人は急いで走って自分で取りに行く。誰かが怪我しないように、何かを壊さないように、誰かに迷惑をかけないように。



モンゴル人やインドネシア人は99%(100と言いたいが・・・)自分では取りに行かない。

必ず転がった近くの人に取ってもらおうとする。


そこに私のラップトップがあったとしても、誰かに当たって怪我する可能性があっても、

彼らは声をかけたり、やばいと思って自分で走ったりはしない。


ある意味日本より合理的で他力本願なこの景色は私のいつもの日常である。


「自分が取りに行くよりも、近くにいる誰かが拾ったほうが早いし、自分が疲れない」


「歩くよりもバイクに乗った方が速い」


怠惰というよりはごくごく効率性を追求している気がする。


バスケットボールの話に戻ると彼らはディフェンスをしない。


推察される理由はいくつかある。


1. NBAのせい(途上国は自国のリーグよりもNBAの方が好きな場合が多い)

ノーガードの殴り合いが多い。オフェンスばかりに憧れる。


2. ジュニア世代はバスケットボールを好きになってもらうため(嫌いにならない)に楽しい練習(主にシュート、つまりオフェンス)に特化する。つまりディフェンスの練習は少ない。


3. ディフェンスの方法が間違っていることが多い。

モンゴルでもよくあったが、審判が笛を鳴らさ(せ)ないので何がファールかわからないままがむしゃらにディフェンスし、いわゆる荒いディフェンスが増えてオフェンスを怪我させることが多い。



なぜ彼らはディフェンスを頑張ら(れ)ないのか?


怠惰な国民性ももしかしたら関係あるかもしれない。


しかし、最近人と話しているうちに考えるようになったことがある。



1. オフボールはオンボールに比べて評価されない。

オフボールオフェンスでもなかなかスポットが当たらないのに、

ましてボールすら持っていないディフェンスが評価されるわけがない。


理由は簡単でスタッツに残らないから。

怠惰なのではなく「評価されないものを頑張らない」という合理性のような気がしてきた。



2. ディフェンスのほうが疲れる。

後ろ方向に進むという行為自体が人間として難しい身体活動なので、疲れることを避けるのであればきっとそれもmake senseである。日本のような地味なフットワークの練習は間違いなくインドネシアのこどもたちは耐えることができないだろう。




私はオフェンスよりディフェンスの方がかっこいいと思うタイプの人間だけど、それはあまり一般的ではないようで、やはりこどもたちはみなオフェンスを頑張りたい生き物なのだろう。


子どもは評価されることを頑張り、目に見えやすい成果を頑張る。



バスケットボールはオフェンス優位のスポーツなので、

相手と実力が同じであれば必ずオフェンスが勝つ。


なのでディフェンスが勝つ場合は、相手よりうまいと(実力差がある)いうことになるので、

本来は示すことができるはずである。


ディフェンスが上手いということは他人よりも努力してきたというエビデンスになるはずのだが、きっとそれは日本でもそんな風には誰も考えないのだろう。


見た目の勝ち負けにだけ、表面上の評価しかしないので、子どもは楽しい方や楽な方に走っていくのである。



どうすればディフェンスが評価されるようになるのか?


どうすればディフェンスを頑張りたいと思わせることができるのか?


どうすればディフェンスが楽しいと思ってもらえるようになるのか?


どうすればディフェンスを既存の地味なしんどい練習以外で上手くなってもらえるのか?


それを考えていた時に思いついたのが、


ダンスにする


というアイデアだった。


アメリカ人がなぜあんなにバスケットボールが上手いのだろうといつも子どもの頃に思っていた。


And 1の彼らのドリブルはまるで踊っているようだった。


勝手な仮説だけど、アメリカ人はダンスがうまい。


文化として学校行事としてダンスが日常にある。


踊ることを恥ずかしがったりしない。

(日本でいきなり踊れと言われてかっこよく踊れる素人はそんなに多くないだろう)


ダンス力がバスケットボール力なのでは?


と思った時にバスケットボールのダンスを作りたいと思うようになった。


バスケットボールがそれを踊っていれば勝手に上手くなるようなそんなダンスはないだろうか?


バスケットボールのためだけに設計されたそんなダンス。


私は一人ではそんなもの作れないが、幸いなことに仲間がいる。

コラボできる時が来たらもしかしたら作れるかもしれない。


そんな日が来ることを淡く期待しながら、ここにどんなダンスが良いか書き残しておきたい。もしもいつかダンサーの人がこれを見て振り付けして作曲作詞してもらえるように。



バスケットボールダンスのコンセプト


1. オフェンスディフェンス問わずバスケットボールの手の動きや足の動きが入っている


2. リズムやビートが絶えず変わって、チェンジオブリズム&テンポが発生する


3. 重心移動をなめらかにして、0.1秒ずつ各関節が連動して動いていくような身体さばき


4. アンクルブレイクが起こるような上半身と下半身のコントロールが難しい動き


5. オフェンスフェイクにやられるように、

脳から身体への指示信号が追いつかなくなるような速い動き


6. ヒトが苦手な後ろへの動き


7. 足が地面に接地していない時に、空中で足の向きや、位置を無理やり変えないといけないような動き


8. 足の裏のどこに力が入っているか、足の裏の中で重心がつま先や、母指球、踵と絶えず変化していくような動き


9. ACLや股関節、腰などに最適な負荷(怪我の予防になるような)を考慮してデザイン


10. 楽しく踊ろうと思うかっこよさ(バスケットボールらしさ含めて)



日本のラジオ体操のような、誰もが認知していて、音源さえ流せば説明なしで踊れるようなそんなダンスがあったらいいなぁ。

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