S3 Monolog ① -Basketball for International Development-

とある大阪のハムが美味しそうな大学で勉強をしています。


テーマはざっくりいうと「バスケットボールがどのように人々の生活を豊かにしているのか?」


世界中の事例をかき集めて、人々がバスケットボールをどのように日々の生活に取り入れて、

バスケットボールのどのような魅力や特性を活用しているのか?


そのような研究をしています。


バスケットボールは嗜好品のようなもので、

生きていく上で全く必要のないものだと思います。


スポーツや芸術やホビーのほとんどはきっとそうでしょう。


なくても生きていけるにも関わらず、

なぜ人はそれを欲するのか。



そしてまれに世界では

必要のないはずのスポーツが、

実は本当にその社会になくてはならないものにまで発展している事例もたくさんあります。


バスケットボールなしではその国は語れないような、

そんな国まであります。


また、スポーツの特性をうまく利用して、

社会貢献に活用しているような

スポーツを「手段」あるいは「媒介」として活用するような事例も世界中にたくさんあります。


Sports for Development and Peace (SDP)やDevelopment Through Sports(DTS)と総じて言われることもあります。


スポーツでSDGsを目指したり、企業がCSRのためにスポーツを活用するのがそれにあたります。


私はこれから2年間とあるインドネシアの体育館に住んで、

この街のバスケットボール文化を調査することにしました。


毎朝、子どもたちのドリブルの音が私の目覚まし時計です。


最近はドリブルの数で何曜日か、どのチームが練習しているかなんとなくわかるようになりました。


彼らのバスケットボールが、

彼らの生活にどのように結びついて、

どのように生活の中で位置付けられているのか。


毎日彼らと一緒に体育館で過ごすことで、

毎日たくさんの新しい発見があり、

日本にはないたくさんの文化があり、

日本に持ち帰りたいたくさんの良いところがあります。


それを日々精緻に記録していくことが私の2年間の目標です。



バスケットボールはなくても困りません。

きっと生きていけます。


でも、世界のどこかの誰かにとっては

バスケットボールは「人生」そのものになっている場合もあります。


私はそんな「誰かの人生」をほんの少しでいいので、


私の人生と重ね合わせながら、


世界と交わっていきたいと思います。





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