Indo Monolog ② -Yogyakarta-

2週間の語学研修とホームステイが終わった。

たかだか2週間であったが意外と充実した2週間を過ごせたような気がする。

言語はあまり伸びたような気は特にしない。

もう少し真面目にやればよかったかもしれない。

しかし

「語学よりもそこでしかできないことをするべきでは?」

といつも言い訳をしてアクティビティへと出かけてしまう。

だから先生に怒られてしまうのかもしれないが。。。。


語学がどれだけ伸びたかはわからない。

それでもこの2週間、必死にその街のカルチャーを理解しにいった。

もちろんたくさんのバスケットボールのカルチャーも見ることができた。

言語も含めて

「新しいことを知りに行く」資質はこの2年間にとても大切なものになるだろう。


しばしば新しいことを恐れて、家に閉じ籠りがちになることもあるかもしれないが、

外に出て学べることがたくさんある。


外に出て初めて学べる言語があって、

外に出て初めて授業で習った学びを活かすこともできる。


「どうやって自分にしか過ごせない今日を過ごすことができるか?」


時には家で引きこもってひたすらinputの「今日」になることももちろんあるだろう。

もちろん日本の誰かと過ごす大切な「時間」になることもあるだろう。


それでも毎日ホストファミリーとご飯を食べて、

何かしらの社会のトピックの話をして、

学校で文法や新しい単語を学び、

授業が終われば外でまたその学びを実践する。


日本語の量がだんだん減ってきたのは喜ばしい。

日本語が下手になってきて初めてそれは自分が現地の血が混じってきた証拠なのだから。


2年間でどれだけ日本語が下手になれるかは、

どれだけ自分が目の前にあるカルチャーにフォーカスできるかどうか。


モンゴルにいた時はモンゴル語が全くうまくならなかったので、

(勉強をサボってたので仕方ない)


イギリスにいた時は英語が全くうまくならなかったので、

(勉強で一杯一杯で外に出てアクティビティをしてる暇もなかったが、

今思えばそれもexcuse)


今回は継続して勉強をやめないで、

外に出ることも継続できるようにしたい。


12年ぶりにモンゴルで、元同僚に会って

「本当におまえモンゴル語下手になったな」と言われて、

あーやっぱり全盛期はもっと話せたんだなと当時を懐かしく思えた。





まだ、インドネシアでの活動すら始まってないのだけど、

それでもみなの活動をSNSで見ていると、

勝手に自分もすでに始まっているような気がしていたが、

まだ活動は始まっていない。


でも、とうとうやっと自分の番が回ってきた。


SNSはリア充ポストしかしないので、あたかもみな楽しそうだけど、

もちろんそんなことはないのは知っている。


日々の努力や「知りに行く毎日の試行錯誤」の上に、

「非日常の中にある日常」と「日常に時たま起こる偶然」で救われながら過ごしていく。


毎日成長している誰かのポストを見るのはとても楽しくて、

どうすればそんなに成長するのだろうと羨むこともある。


答えはきっとシンプルで、

「目の前の難題を日々楽しむだけ」なんだろう。



何かを残せるかどうかではなく、


一生懸命走り切った後に、

「何がそこに残ったんだろう?」と後ろを振り返るだけでいいのかもしれない。


「非日常の連続」は、いつかどこかのタイミングで「束の間の日常」に変わる日が来る。


渡り鳥生活が長いせいか、この「渡る」時がいちばん自分にとっては成長のタイミングなのかもしれない。


鳥のように街を渡りながら、

バスケットボールという名前の橋を立てて「橋渡し」をしていくことがきっと自分の今回の2年間のミッションだと信じて。



橋を渡る時のお土産を何にしようかいつも楽しみで、

その喜んでくれる人の笑顔が次の街へのモチベーションになるだろう。




誰かの非日常は自分にとっての日常で、


誰かの日常は自分にとっての非日常で、


その非日常は間違いなく自分の日常を豊かにしてくれるはずで、


私の日常を、彼らの非日常に届けることができるのは、

自分の非日常を大切にできたときだけなのかもしれない。


待ちに待った任地まであと3日。


こっちもあっちも待ち侘びすぎて、

アクセル踏みすぎないように努力します。


技術の進歩で、14年前よりはるかに加速しそうなので、

ブレーキと自動減速機能はしっかりとオプションでつけておこう。


みなさんはどんな日常を過ごしていますか?

それとも非日常真っ只中ですか?


愛おしい非日常も、

変わり映えのない日常も、


そこに「帰る場所がある」と楽しんでください。


では、そろそろ飛行機の時間です。ありえないほど揺れるその非日常を愛でてきます。

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